診察の結果「アキレス腱周囲炎」と判明



整形外科ではかかとの動きを確認されたほか、MRI検査も実施することに。正直「レントゲンを撮って、湿布を処方してもらって終わりだろう」くらいの軽い気持ちで受診した私は、予想以上に念入りな検査をされ、不安でいっぱいに……。「もしかして、何か悪い病気なのだろうか……」と気が気ではありませんでした。

診断の結果、先生から告げられた病名は「アキレス腱周囲炎」。先生の説明によると、「運動をすることでアキレス腱に負担がかかり、炎症を起こしたのでしょう」とのこと。

「じゃあやっぱり、突然ジャザサイズを始めたことが原因なのでしょうか?」と尋ねると「それは大いに考えられますね。後は加齢とか……」と返答。思いがけず先生の口から飛び出した「加齢」という言葉に少なからずショックを覚えました。

診察の結果、痛みがひどいときに服用する鎮痛剤と、炎症を抑える湿布を処方されました。また、念のため1カ月は激しい運動は避けるように、とのこと。正直、1カ月もジャザサイズができないのは非常にショックでした。

しかし「アキレス腱周囲炎は進行すると、アキレス腱を断裂することもある」と言われたのでグッと我慢することに。痛みそのものは2週間程度で完全になくなり、そこからはジャザサイズを再開したい気持ちとの闘いでした。

週に1度、経過観察のために整形外科を受診して1カ月、ようやく「もう大丈夫でしょう」と医師に言ってもらったときは、「やっとジャザサイズができる!」とホッとしました。

しかし、医師からは「焦っていきなり激しい運動をするとまた再発する恐れがあるから、様子を見ながら再開するように」と釘を刺されてしまいました。

幸いジャザサイズには「ローインパクトクラス」という、激しい動きをおこなわないプログラムもあります。リスタートの2週間はローインパクトクラスに参加し、足に痛みが起こらないことを確認してからスタンダードのクラスを再開しました。とはいえ、今は連日通うのは控え、1日参加したら1日休むというサイクルで無理なくエクササイズするようにしています。

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まとめ

今回のアキレス腱周囲炎は、私に「アラフォーは無理・無茶ができない年齢だ」ということを、身をもって教えてくれた気がします。痛みが起きるまでは、「動けば動くほど健康にいい!」と思い込んでいたのですが、実は過度な運動は体の負担になるのだ、ということを実感。

もう若くないのだから、自分の体と相談して無理のないように運動することが大切だということを痛感しました。 今は、「心地良い疲労感を感じる程度」を目安にジャザサイズを続けています。そのおかげで、今のところ再発もなく、楽しいジャザサイズライフを続けています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。

著者/もりはなこ(46歳)
高齢出産した娘の育児に毎日奮闘しつつ、迫りくる更年期の陰に怯えるアラフィフです。