2022年は「アメリカが利上げしました」「イギリスが利上げしました」等、金利に関連するニュースをよく耳にしました。日本も利上げするのか?という声も聞こえてきます。

今回はもし金利が上昇すると、私たちの生活にどのような影響があるのかを解説します。

そもそも金利とは?

金利が上がったときの影響を考える前に、そもそも金利とは何を指すのでしょうか?

金利とは、お金を借りた人が借りたお金に対して追加で支払う金額の割合や、お金を貸した際に追加で得られる金額の割合を指します。例えば年率1%、返済年数1年で100万円を借りたとすると、1年後の返済時には元金100万円と100万円の1%に当たる1万円をプラスした101万円を返済します。

金利が低ければ追加の金額は少なく済み、金利が高くなれば追加の金額が多くなります。

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新型コロナウイルスと金利

2020年に始まった新型コロナウイルスの感染拡大。この影響を受け、世界中で経済活動が停滞し、株式市場でも大きく値を下げました。世界各国で金融緩和が行われ、落ち込んだ経済活動を活発化させようという動きが続きました。

金融緩和とは、分かりやすくいうと「低金利でお金を貸し出す」ということです。低金利でお金を貸し出し、新型コロナウイルスの影響で落ち込む景気を下支えすることが目的でした。