ビリギャルが挑んだ30代からの受験勉強。やってみてわかった慶應受験とは違っていたこと〔後〕

高校時代、金髪にミニスカ、全国模試の偏差値30だった"ビリギャル”が、34歳のいまたどり着いたのは、アメリカの名門・コロンビア大学の大学院。彼女がここまで歩んできた道のりを聞くインタビューの最終回。大学受験から15年、改めて取り組むことになった受験勉強の実際と、初めての海外留学で待ち受けていた現実とは

「ふつう」にとらわれずに自分の人生を謳歌する!

いま、30代を生きていて思うのですが、女性にとっての30代ってすごい転換期で、転職したり、結婚したり離婚したり、出産したり……大きな出来事が起こりやすい時期です。その反面、すごくチャンスがたくさんあって、一番おもしろい世代なんじゃないかと思っています。

だから、これを読んでくださっている同世代の方がいたら、いまがきっと一番元気があるときだから、あまり枠にとらわれずに生きてみてほしいなと思うんです。日本で「ふつう」とか「マジョリティー」と思われているものが、一歩外に出てみたり、少し引いて見たりすると全然ふつうじゃなかったりする。だから、ちょっと思考の枠を広げたり外したりしながら、いろいろな選択肢を持って、生きたいように生きてほしいと思います。

「何かのために我慢しなきゃいけない」という、誰が作ったのかわからない鎖に、私も含め、多くの人がつながれてしまっているんじゃないかと感じることもよくあるのですが、それってただの幻想。そうじゃないぞって思ったらそうじゃなくなるから、ぜひもう少し自由に、いろいろなことを想像したり妄想したりしながら、自分の人生を謳歌してほしいなあってすごく思いますね。同世代の人には、とくに。 (このインタビューを最初から読む)