今回ご紹介するのは、高齢者ドライバーとなった親の運転について悩む、むらいひとみさんの体験談です。

高齢になり危ない運転をすることが増え、車庫入れの際に車をぶつけてしまうこともあったというむらいさんの父親。生後間もない息子を連れて出かけていた父親から「免許証を持ってきてほしい」という電話を受けたむらいさん。出かける前は母親が運転すると言っていたこともあり、むらいさんが母親に状況を確認すると……。

むらいさんがショッピングモールへ到着すると、父親が複数の車を巻き込む事故を起こしており、警察に事情聴取を受けていました。むらいさんは一緒にいたほうがいいのか聞きましたが、父親が「大丈夫や」と言うので帰宅することに。

帰宅すると、そこには父親と一緒に出かけていたはずの母親と息子の姿が! 状況が整理できず混乱するむらいさんは、どういうことなのか母親に事情を聞きますが…… 。



















私の頭の中は混乱していましたが、「なんでお父ちゃんが運転してるの!?」となぜ父が車を運転していたのかを母に問い詰めました。

母いわく、駐車場が混んでいて渋滞しているなか、私の息子が泣き止まなかったのだそう。助手席の父にミルクを作ってとお願いしましたが、母に育児を任せきりだった父は動いてくれなかったようでした。

母は泣き続ける息子の世話をするために、先に車を降り、やむを得ず駐車だけ父に任せることにしたそうです。

喫茶店で合流することにし、車を降りた母が息子にミルクを飲ませて落ち着かせていると、

「ドーーンッ!!」

と施設内に響くほどの大きな衝突音が!

嫌な予感がした母は急いで駐車場へ戻ると、そこには他の車のドライバーに怒鳴られている父の姿があったのだそうです。
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今回の事故の一件は、どうやらむらいさんの父親の運転が原因で引き起こされたものでした。泣き止まない孫をあやすためとはいえ、母親は運転に不安がある父親には任せるべきではなかったのかもしれません。しかも、誰も同乗していない状況ともなれば、口を出してくれる人もいないので運転に対する注意もおろそかになってしまったのではないでしょうか。

父親に運転させるつもりはなく出かけた母親でしたが、もし運転中に孫がぐずったら、もし自分が一時でも運転できなくなる可能性が出てきたら、というところまで考えておいたほうがよかったのかもしれませんね。先回りしていろいろな状況の想定ができていれば、もしかしたら今回の事故も回避できる方法があったのかもしれません。

単純に「運転させない」というだけでなく、「運転させる状況にしない」という対策を考えることも大切ですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者/むらいひとみ
タイが大好きで、幼い頃に住んでいたタイの思い出漫画をインスタグラムとブログにて掲載しています。お笑い番組を見るのが好きです。いつかTV番組「SASUKE」に出てみたい。