退職前に有給休暇は取得できる?

結論からいえば取得できます。有給休暇は労働基準法に定められた労働者に与えられた権利であり、会社側は有給休暇の取得を拒否できません。とはいえ、会社としては退職時の引き継ぎ等の関係で、退職前の有給休暇の取得について難色を示す可能性もあります。もし拒否されるようであれば直属の上司ではなく、人事部や労働基準監督署等に相談することも考えてみましょう。

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退職する前の有給消化について気を付けたいこと


パソコン画面を見て話す会社員
【画像出典元】「fizkes/Shutterstock.com」

状況にもよると思いますが、有給休暇を取得することで業務の引き継ぎなどに支障が出ないことが理想的です。できるだけ時間に余裕を持ち、早めの退職の申し出と業務の引き継ぎなどを行い、その後に有給休暇の消化をして退職するという流れが良いでしょう。

繁忙期や引き継ぎ期間を考慮しない状態で有給休暇を取得すると、思わぬトラブルが生じる可能性もあります。なお次の職場が決まっている場合、有給休暇を取得することで次の職場でのスタートに影響が出ることもありえます。