【3】公共料金をクレジットカードで支払うメリット

さて公共料金をクレジットカード払いにするメリットは何があるのでしょうか?見ていきましょう。

●支払いを一本化できる
請求や支払いのタイミングを一つにまとめることにより、何度も集金に来てもらったり、その都度銀行口座の残高の調整をしたりする必要がなくなります。クレジットカードでの他の買い物と合わせて月に一度で済むことはメリットといえるでしょう。

●ポイントが貯まる
なんといっても利用代金に応じてポイントが貯まることがクレジットカードのメリットといえます。毎月、必ずかかる固定費の支払いでポイントが貯まることは他の支払い方法にはない大きなメリットです。

●利用代金の履歴を確認しやすい
ほとんどのクレジットカードは、インターネットで過去一年の利用履歴を振り返ることができます。「あれ、今月はなんだか高いな?」「昨年の夏の電気代、どれくらい?」など思い立ったとき、簡単に確認できるのはクレジットカードのメリットの一つです。

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【4】公共料金をクレジットカードで支払うことのデメリット・注意点

さて便利なポイントがたくさんある公共料金のクレジットカード払いですが、注意したい点がいくつかあります。

●公共料金の支払いで利用枠を圧迫することがある
利用限度額が低い場合は注意が必要です。クレジットカードの利用枠は一カ月単位で区切られているわけではなく、簡単に表現すると「前月までに利用した支払予定額+今月の利用額+これから買い物をする金額≦利用枠」になっています。そのため場合によっては利用限度額を超えてしまう可能性があります。

●クレジットカードを紛失した場合、再登録が必要になる
クレジットカードを紛失したり、不正利用の被害にあったりしてカードを再発行した場合は情報を再登録する必要があります。

クレジットカードの番号や有効期限、セキュリティコードなどは各カード固有の情報であるため、再発行前と後では内容が異なります。そのためカード1枚なくしたら手続きがいくつも必要になる場合があります。紛失が心配であれば、自宅に置いておく公共料金用のカードと普段の買い物で持ち歩くカードというように使い分けをすると良さそうです。

●引越しなどで解約や転居手続きを忘れがち
引越しなどの場合は忘れずに電力会社などに解約や転居の報せを出しましょう。解約手続きをしていないと場合によっては基本料金をそのまま引き落としされてしまう恐れがあります。

●カードの有効期限に注意
クレジットカードの有効期限は通常5年間です。有効期限が更新されるとカード番号は変わりませんが、有効期限やセキュリティコードが従来のものと変更になります。会社によっては自動的に支払い情報を更新してくれる場合もありますが、更新されていないと支払いが止まる場合もあります。通常はカードの有効期限が切れる前の月の月末から当月の初旬には新しいカードが到着するので確認を忘れずにしましょう。

●口座振替の方がポイントを考慮しても安いケースがある
支払日を一日にまとめられるクレジットカードですが、電気代などは利用金額によっては口座振替の方が安いケースがあります。口座振替で利用料金を支払うと55円を割り引く制度を導入している電力会社もあります。

この場合はカードのポイント還元率が1%のカードでも5500円以上の利用代金がないと割引率としては負けてしまうケースがあることを示しています。わずかな違いではありますが、このような違いがあることは頭の片隅に置いておくといいかもしれませんね。