更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、50歳から始めたアルバイトの体験を描いたマンガ連載「50歳からのアルバイト大作戦」。
運動不足を解消するためにアルバイトを始めることにしたやましたさん。英会話教室の講師を募集している会社での面接中、面接官の前で実際にレッスンをすることになりました。すると、面接官がレッスンの様子を動画撮影し始めました。突然の行動にやましたさんは戸惑ってしまい……。
いきなり動画撮影!?
やましたさんがサンプルレッスンをしていると、何の断りもなしに面接官がレッスンの様子を動画で撮影し始めました。しかもカメラはやましたさんの顔に近付けられ、やましたさんは目玉が飛び出そうになるくらい驚いたのだとか。
面接官の行動にモヤッとしたやましたさん。そんなときに思い出したのは、1社目の面接で30分も遅刻したのに謝罪どころかあいさつすらしなかった面接官から学んだ「中高年バイト探しの極意」でした。
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面接官の行動にモヤッとしても
ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。
更年期イラストレーターやましたともこでございます。
サンプルレッスン中にいきなりの動画撮影!
あぁそういう感じの会社なのね……(涙)と少しモヤっとした気持ちが芽生えたとき、私は1社目の面接で学んだ大切な教訓を思い出しました。
「面接官の遅刻には目をつぶるべし」
そう、そうなんです。
その会社で働きたいと思うのならば、面接官の遅刻や横柄な態度のみならず何かしらの理由でこっちがモヤっとしたからといって、それを面接で大胆にぶちまける必要はないということを学びました(私の場合です)。1社目で失敗しておいてよかったな……。
そして、昭和生まれでノーと言えない日本人代表の私は、文法のミスと発音に気を付けながら、そのまま必死にレッスンを終わらせました。私のレッスンの終了と共に、面接官の女性もピコンとスマホの動画撮影を終わらせ、こう言いました。
面接官の女性「うん、いいですね」
私の心の声「うん、いいですね〜〜〜!?」「よかったの? 私のレッスンよかったの♡!?」
初対面かつ大人から褒められて、社会人として私もまだ通用するのかと、とてもうれしい気持ちでいっぱいになりました。