あまりの衝撃に涙が

意を決してきのこをひと口食べたパニ子。義母はパニ子が嫌そうな顔をするだろうと思っていましたが……パニ子はあまりのおいしさに料理にがっついているではありませんか!

なんと義母が料理上手過ぎるせいで、パニ子の苦手な食材もおいしい料理に変身していたのです!

料理のおいしさに感動し、苦手なものでも食べられると喜ぶパニ子の姿を見た義母は思わず涙。その様子にパニ子が驚いていると、義母はぽつりと「うれしくって……」とつぶやいたのです。

義母はこれまで家族のために料理を作っていましたが、義父や光雄から「おいしい」と言ってもらえず、寂しい思いをしていたのだとか。そして料理下手なのに幸せそうなパニ子が憎くなり、嫁いびりをしてしまっていたのです。

「自分が愛情を込めて一生懸命作った料理を、誰も褒めてくれなかったら悲しくなる」という義母の気持ちを理解したパニ子は、義母への印象が変わりました。

そして、今までのことを水に流し「自分も家族に喜んでもらえるようおいしい料理を作りたい。義母に料理を教えてほしい」とお願いしました。

その後、週に2、3回義母から料理を教わっているパニ子。今では月に1回程度、義両親を自宅に呼び、食事会を開催しているそうです。
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料理をおいしいと言ってもらえない寂しさからパニ子をいじめてしまっていたというパニ子。「おいしい」だけではなく「ありがとう」など、ささいなことでもしっかりとコミュニケーションを取ることは大切ですよね。

著者/パニコレ
スカッと系YouTubeチャンネル【パニコレ!(=PANIC COLLECTION)】で投稿されたエピソードを紹介!