がんの治療費用の平均はいくら?自己負担額も含めて解説します!

がん治療の先進医療を利用する場合の治療費

がん治療の際に「先進医療」を選択する方も少なくありませんが、先進医療を利用する場合の治療費は、原則として全額が自己負担となります。

一方、通常の医療を受ける際にも共通する部分(診療・検査・投薬・入院料など)については、健康保険の適用対象となる場合があります。

参照:保険診療と保険外診療の併用について|厚生労働省

ただし、先進医療の治療費はその大部分が自由診療扱いの技術料にあたるため、保険が適用されても、治療内容によっては数百万円単位の高額な費用を支払う必要があることを覚えておきましょう。

がん治療の先進医療とは

先進医療とは、厚生労働大臣が認める高度な医療技術や治療法の内、有効性や安全性の基準を満たしているものの、公的医療保険制度の対象外となっている治療を指します。

簡単にいうと、公的医療保険制度の対象にするかどうかの評価が必要な段階の治療のことで、公的医療保険制度が適用されないため、全額が自己負担となります。

先進医療の対象は随時更新されており、2012年4月からは「インプラント治療」、2020年4月からは「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」が保険診療の対象に含まれました。

がん治療における「陽子線治療」や「重粒子線治療」は先進医療に含まれているため、高額な治療費を自己負担する必要があります。

先進医療とは?費用の相場や種類、保険での備え方をわかりやすく解説!

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【ナビナビ保険独自】年代別のがん保険申込者情報

ナビナビ保険経由のがん保険の申込者について、申込時の年代、性別、月払平均保険料についてまとめました。

申込時の年代

※ 「ナビナビ保険経由の申込者情報」については、ナビナビ保険経由で2021年11月1日~2023年3月31日までに、申し込みいただいたユーザーのデータを元に算出しています。※ 「ナビナビ保険経由の申込者情報」については、保険料の払込方法が「月払」の方のみを対象としています。

40代の加入者数が29%と、全世代の中で最多となりました。

国立がん研究センターによるがんの罹患率に関する統計データ(2021)では、50代から急激に罹患率が上昇しています。

そのため、40代からがん保険等に備え始める方が多くなっている傾向です。

申込者の性別

※ 「ナビナビ保険経由の申込者情報」については、ナビナビ保険経由で2021年11月1日~2023年3月31日までに、申し込みいただいたユーザーのデータを元に算出しています。※ 「ナビナビ保険経由の申込者情報」については、保険料の払込方法が「月払」の方のみを対象としています。

申込者の性別は上記の通りで、女性の加入者が62%と男性よりも多い結果となりました。

女性は、女性特有のがんである乳がんや子宮がんにより、若年層の罹患リスクが高いため、申込者も男性より多いと考えられます。

月払平均保険料

男性60代の月払平均保険料が6,654円と全世代の中で高い結果となりました。

年齢が高くなるにつれ、がんの罹患リスクが高くなるため、保険料も増加傾向にあります。

がん保険の必要性や選び方のポイントについては、こちらの記事もご覧ください。

がん保険はいらない?必要性やメリット・デメリット、不要な人の特徴まで解説