ふじいなおみ

30分間、文房具の話題だけをお送りするラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」のパーソナリティ「なおちゃん」こと、ふじいなおみです。

番組では毎週たくさんの文房具が登場します。その中から、他故さんとなおちゃん2人で選んだ商品をピックアップ。より掘り下げてご紹介していきます。


ポケおりキット(左)とあそび糸(右)

今回は、8月13日の「オープニング」でご紹介したKAWAGUCHIの「ポケおり」です。

昔から何かを作ることが好きでした。

自分の古い記憶の一つ。札幌駅前にあるデパートで行われていたカルチャースクールで開講されていた子ども工作教室のようなものに通っていて、終わったら最上階にある屋内子ども広場で遊んで、外が見えるエレベーターに乗って降り、家路に着くというもの。そして、幼稚園の卒園の時に書いた「将来の夢」は「こうさくのせんせい」だったこと。なぜ、結構遠い教室に通っていたのか、どんなものを作っていたのかは、別の事柄で記憶を上書きされてしまっていてもう思い出すことができません。

小学校に入ってからはフェルトでマスコットを作ったり、ビーズにワイヤーを通してモチーフを作り上げたり、いろんな手芸を経験してきました。その中の一つが「機織りのおもちゃ」でした。
毛糸で編み上げていくその機織り機は、ダイアルをマニュアルに書かれた順に回して合わせると縦糸が上下に動きます。その間に横糸を通していくだけで何十種類の模様織ができるという商品でした。使うあてもなく、親に毛糸をもらっては様々な模様の織物を作り上げていました。

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ポケおりって?

そんな私が最近ときめいた商品が、KAWAGUCHIの「ポケおり」です。


洋服のタグにアイロンなしで貼れるKAWAGUCHIの「タグペタラベル」

KAWAGUCHIはお子さんがいらっしゃる家庭では、園や学校に持っていくものや服に名前をつけるときに使うラベルやペンでよく見る会社名ではないでしょうか? 子育てに心強い商品をたくさん販売しています。

そのKAWAGUCHIがこの春に発売したのが「ポケおり」です。「自由気ままに織れるポケットサイズのミニ織り機」というコピーがつけられています。確かに従来の織り機は、ファミレスのレジ横に置いてあるおもちゃコーナーでみたB5サイズほどのものが最小だったかもしれません。それがずいぶん小さくなりポケットサイズ?? それで何が作れるの? すごく興味が湧きました。