香典はいくら包む?年齢や関係、法要による相場の違いに気をつけよう

初めて通夜や葬儀に出席する方は、香典の相場やマナーが分からず困る場面があるかもしれません。この記事では香典についての基礎知識をご紹介します。香典の相場は、故人との血縁や付き合いの深さで決めますが、金額や不祝儀袋にマナーがあります。香典に関するよくある質問も参考にしてみてください。

式場での香典の渡し方

式場に着いたら、受付で香典を手渡します。葬儀の場合は、記帳を済ませたタイミングで手渡すのが一般的でしょう。
その場で袱紗から取り出し「この度はご愁傷様です」といったように、一言声を掛けて手渡します。受付がない場合は、直接遺族に香典をどうすればいいのかを尋ねるようにしましょう。

また、通夜と葬儀両方に参加する場合は、通夜で香典を渡します。「不幸が二度重なる」という意味に取られかねないため、通夜と葬儀どちらとも香典を渡すことは避けたほうが無難です。

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香典に関するよくある質問

ここでは、香典に関してよくある質問を4つ紹介します。

香典を辞退されている時は?

遺族が香典を辞退された場合には、香典を用意する必要はありません。供物や供花は受け取ってくれるケースもあるため、何か弔意を表したい場合には前もって相談してみるとよいでしょう。

葬儀に参列できない時は?

お通夜、葬儀・告別式のいずれにも参列できない場合は、参列できる人に代理で香典を渡してもらう方法があります。

頼める代理人もいない場合、香典を現金書留で郵便局から送ることができます。この際、封筒にお金を直接入れるのではなく、きちんと不祝儀袋(香典袋)を用意して、現金書留の封筒に入れて送るようにしましょう。
お悔やみの言葉や葬儀に参列できない旨をお詫びとして、手紙を添えるとよいでしょう。

精進落としの費用は含む?

葬儀に参列し、香典を渡している場合には、精進落としに対する香典を用意する必要はありません。ただし、食事をいただくにあたって何か謝意を示したい場合には、香典に入れた金額の半分を精進落としの費用として上乗せするとよいでしょう。

また、葬儀とは別に初七日法要を行う場合は、香典を持参する必要があるため、注意が必要です。

通夜と葬儀の両方に参加する時は?

通夜と葬儀の両方に参列する場合、香典はお通夜で出すのが一般的です。お通夜で香典を渡した場合、葬儀や告別式では記帳のみを行いましょう。