3.イングリッシュガーデンに咲く憧れの花 ジギタリス


写真/yukkyさん

学名:Digitalis
オオバコ科
開花期:5~6月
主な花色:白、ピンク、オレンジ、黄、紫、茶、複色
園芸分類:二年草
草丈:30~180cm
日照:日向~明るい半日陰

「有名なガーデンやイングリッシュガーデンでもよく見られて、一際目を引く植物、ジギタリス。絵本の挿絵にも出てきたり、憧れを抱いている人も多いのではないでしょうか。育ててみるにはちょっと勇気がいりそうな風貌ですが、意外と鉢植えでも育てられるので、興味のある方はぜひチャレンジしてほしい花です。私は内径25cm、高さ30cmの鉢で育てたことがありますが、ちゃんと咲いてくれました。肥料分の豊かな土のほうが育ちがいいので、当時は牛糞、鶏糞などを入れ、日向で育てました。鉢植えだと、地植えよりも草丈は少し低くなります。
二年草なので、ホームセンターの苗を秋に買い、しっかりと冬の寒さにあてることが、開花させるのにとても大事なポイントです。乾燥気味に育てるとうまくいきます。
我が家のジギタリス‘キャメロットラベンダー’は、つぼみはクリーム色で、咲き進むにつれてピンク色に変わっていきました。」(岡山県・yukkyさん)


写真/yukkyさん

柱状に高く伸びて花を咲かせる姿は、イングリッシュガーデンには欠かせない光景。バラと同時期に咲くので、バラに合わせる花としても人気があります。yukkyさんの育てるジギタリス‘キャメロットラベンダー’は、クリームイエロ―からラベンダー色へと咲き進む、パステルカラーの品種ですが、濃いピンクや白、オレンジなど、さまざまな花色があります。

(編集部より)

【プロが解説】初夏の庭を華やかに彩るジギタリスの魅力と育て方

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4.ラン入門にぴったり! 丈夫で可愛い花が咲くシラン


写真/bluemoon cottageさん

学名:Bletilla striata
ラン科
開花期:5~6月
主な花色:紫、白、ピンク、
園芸分類:宿根草
草丈:40~70cm
日照:日向

「和の庭の日向に、25年以上前から植えてあります。何のお世話もしていませんが、毎年可憐な花を咲かせてくれます。無農薬でも害虫の被害もなく、丈夫な植物です。」(愛知県・bluemoon cottageさん)

ランというと栽培が難しいイメージがありますが、このシランは植えっぱなしで毎年花が楽しめ、次第に増えて広がる丈夫な種類。紫花のほか、白花や唇弁の先だけが濃色になるもの、側弁がリップ化したゴージャスな三蝶咲きの品種などがあります。生育旺盛で、特に鉢植えの場合はすぐにいっぱいになってしまうので、2年に1回は植え替えをするとよいでしょう。

(編集部より)