エキナセアの病害虫
適切な管理をしていると病害虫の発生が少ない植物です。エキナセアの病気で一番多いのは、梅雨や秋の湿度が高い時期になる「うどんこ病」。葉っぱがうどん粉をまぶしたように白く見える病気です。早期に発見し、その部分は切り取りましょう。
虫は、地際の茎にフキノメイガの幼虫が入ることがあるので、見つけ次第早めに防除します。
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エキナセアの増やし方
エキナセアの増やし方は、株分けがおすすめ。種まきもできますが、品種によってタネをつくらないものもあるため注意が必要です。
株分けとは、今ある株を2つ・3つに分け、それぞれを改めて植え付け、増やしていく方法。この際、無理矢理引きちぎらないようにして、自然に分かれる位置を探します。また、細かく分けすぎると枯れることもありますのでご注意を。
植え込み後はしばらく半日陰で養生し、新芽が出てきたら日当たりのいい場所へ移動しましょう。株分けの適期は3~4月頃です。
カラフルで楽しい! ハーブとして活用できる
いかがでしたでしょうか? 色の種類も豊富で、庭を華やかにしてくれるし、ハーブとしても利用できるエキナセア。虫もつきにくく、初心者さんも育てやすいので、ぜひ育ててみてはいかがでしょう。
Credit
写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)
花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。
https://kanongreen.com/