風に揺れるグラス類の植物

グラス類にはたくさんの種類がありますが、その中でもガーデン素材として人気が高いものを少しご紹介します。

ホルデウム・ユバツム(ジュバタム)

初夏につけるふさふさした穂は、ピンク色を帯びた優しいクリームグリーン。次第に黄金色に咲き進みます。風になびくと柔らかな曲線を描き、グラス類の中でも穂の美しさから人気が高い種類。

パンパスグラス

草丈1~3mに達する、ススキに似た大型のグラス。長く伸びた茎の先につける、白やピンクのふわふわとした大きな花穂は、秋のグラスガーデンの主役としてインパクト抜群。切り花やドライフラワーとしても人気があります。

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ラグラス

「ウサギの尾」を意味するラグラスは、初夏につけるふっくらとした柔らかな白い穂が愛らしく、フラワーアレンジの花材としても活躍します。‘バニーテール’は草丈20~40cmほどで穂も小さい矮性種。こぼれダネでもよく増えます。

カレックス
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カレックス

風になびく細い葉と、バリエーション豊かな葉色が魅力的なカレックス。緑葉のほか、赤銅色や明るい黄緑色、銀白色、斑入りなど、さまざまな色が楽しめます。丈夫で育てやすく、花壇や寄せ植えのアクセントにおすすめです。

ここでご紹介したグラス類はごく一部。このほかにも魅力的なグラスはたくさんあります。また、グラス類は生育旺盛で丈夫なものが多いので、手をかけなくても栽培しやすいのも特徴です。反面、大きくなりすぎたり、根詰まりしやすいので注意しましょう。

グラス類を取り入れて、変化に富んだガーデニングをぜひ、楽しんでください!

Credit

写真・文/3and garden

ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。