インデックス投資には市場区分やメリット・デメリットがあり、投資をする上で知っておくべき基本が多いでしょう。今回は、投資初心者向けにインデックス投資について丁寧に解説します。投資の基本用語なども参考にしてみてください。
インデックス投資のデメリット
メリットの多いインデックス投資ですが、もちろんデメリットもあります。
(1)短期間で大きな成果は上がらない
インデックス投資は、大きく値下がりするリスクは少ない分、短期間で大きな運用成果を得ることも難しいです。
例えばインデックスのひとつであるTOPIXは多くの銘柄で構成されているため、個別の銘柄と比較すると価格変動が小さくなります。これは構成されている銘柄それぞれの値動きの違いにより、全体の値動きのブレが小さくなっているためです。
(2)元本割れの可能性がある
インデックス投資に限ったことではありませんが、投資選択全般の特性として元本割れの可能性があります。最近では、コロナショックの局面で、世界全体の株価が大きく下落したことは記憶に新しいところです。市場全体が値下がりする局面では、インデックスファンドも同様に値下がりします。
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(3)一定の運用コストはかかる
アクティブファンドと比較してコストは低いインデックス投資ですが、一般的に一定の購入時手数料、信託報酬(運用管理手数料)などのコストはかかります。ただし、購入時手数料については無料(=ノーロード)の商品もあります。
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インデックス投資が向いている人の特徴
インデックスに関する情報がニュースなどで簡単に得られるため、投資初心者に向いているといえます。また、手数料などの投資コストを抑えたい人やリスク分散しながら長期的に投資がしたい方にもおすすめです。
投資に興味はあるけど、なかなか踏み出せていない方のはじめの一歩になることも多いでしょう。
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