【貯める・増やす】未来の自分の幸せにもお金を回すため 投資も視野に入れてみる

最後のステップは、節約して残ったお金をしっかり貯めて、あるいは資産運用をして増やすステップです。

こちらはまず発想の転換をしてみましょう。例えば「老後が怖いからお金を貯めなくちゃいけない」と考えるのはプレッシャーです。そうではなく、

「公的年金で日常生活はなんとかやりくりする。自分で貯めたお金で老後にやりたいこと(旅行とか趣味とか)をやるために、今からがんばってお金を貯めていこう!」

のように頭を切り替えてみます。そうすれば、資産形成は「未来の幸せ」のための準備になります。ここでは基本的なマネーリテラシーがあるほど、理解度と安心が確保されます。

「家を買いたい」「子どもをしっかり学校に通わせてあげたい」など、未来の夢や幸福感のために、今のガマンがつながっていると考えていくといいでしょう。

リスクを取った資産運用も、そうした夢に近づいていくためのひとつの選択肢なのだと考えてみてください。きっとやる気が違ってくるはずです。

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まとめ:楽しく、幸せに日本で生きていこう

ある調査によれば、日本は世界的にも安全な国のひとつです。インフラも整備されており、社会保障制度の充実でもトップクラスとされています。これらはウェルビーイングの指標にも使われていますが、日本人の幸福度ランキングはあまり高くないそうです(2022年世界幸福度ランキングは54位)。

皆さん自身が考える、主観的な部分でのウェルビーイングが低いこと、寛容性(他者への優しさ、寄付など)、および国への信頼度が低いことが影響しているそうで、これは私たちが解決していく必要がありそうです。

もしかすると、日本人の幸せ感は、私たちの気持ちが切り替われば、世界でもトップクラスに向上するかもしれません。

ライフプラン3.0世代において重要なのは、自分自身の幸福感を大切にすることです。

まずは働きがいを感じられる仕事をし、今と未来のウェルビーイングを自分なりに感じられるようなマネープランを心がけ、そこから自分なりの幸せを上手に買い集めていくことです。そこにはやはりお金の問題への理解と安心もセットです。

お金に関係なく得られる無償の幸福感も大切です。家族や友人との絆や愛情、ボランティアで得られる満足感なども考えながら「ウェルビーイング」を考えてみてください。

ある研究では、にっこり笑って、挨拶やお礼を言うだけでも、個人の幸福度がアップするそうです。自身の幸福度を変えられるのは、自分の小さな行動、ちょっとした変化なのです。