加齢による肌や体の衰えが気になりつつもインドア派で運動が苦手な私は、食べ物でどうにかしようとしがちなところがあります。「体に良い食べ物」と聞くとすぐに手を出すけれど、これまで長続きした物はそれほどありません。そんな私がハマったのが、オートミールでした。

しかし、健康のためにと食べ始めたオートミールで、私は逆に体調を崩してしまったのです。いったい何が問題だったのか……。その詳細をお話しします。

オートミールってこんなにすごい!



ネットによると、オートミールは「エンバク(燕麦、オーツ麦)を脱穀して調理しやすく加工したもの」だとのこと。アメリカ映画ではよく朝食に食べるシーンが出てきたりして、結構なじみのある食材のようです。実は世界でも上位に入るほど生産量の多い食べ物なのだとか。

そんなオートミールのすごさは、まずその栄養価の高さ。玄米同様、外皮を残したまま加工されている全粒穀物なので、栄養価が豊富だといわれています。糖質量が控えめで、食物繊維が豊富、たんぱく質も含まれている低GI食品。加えて、鉄分やカルシウム、ビタミンb1をはじめとする多くのミネラルも入っているのだそうです。

しっかり乾燥されているため持ち運びも軽く、比較的賞味期限も長め。しかも、水分を足すだけでしっとりと食べやすくなるので、手軽に食べられます。味も穀物そのものの風味が少しする程度。水を入れて電子レンジでチンするだけで簡単に白米の代替品になると話題になったことで、爆発的に人気になりました。

忙しい朝、牛乳をかけるだけで栄養豊富な朝食のでき上がりという、ズボラな私になんともピッタリな食品でした。

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最初は調子がよかったけれど…



低GIで低カロリー、栄養価が高く、手軽に食べられるなんて、なんて素晴らしいのか! しかもオートミール自体にはそれほど味がないので、白米代わりに食べる他にも使い道豊富で万々歳。ちょっとネットで探せばお手軽レシピがたくさん出てくるのもありがたいところです。

私の場合、最初は朝食に食べていたのが、一時は毎食と言って良いほど消費量がアップしました。一見デメリットなど何もなさそうなオートミール。しかし、食べ始めて1カ月ほどしたころから、不調が出て来ました。まずは、おなかの不調。食後やたらとおなかが張るようになり、恥ずかしいほどおならが出るように……。加齢による骨盤底筋群の衰えから、おならを我慢する力が衰えていることも相まってか、1時間くらいおならをし続けることも。

また、便秘と軟便を繰り返すようになりました。その他、もともとあったアトピー性皮膚炎が悪化し、かゆくてかゆくて仕方がなくなり、皮膚科へ。そこでの問診の結果、オートミールが原因ではないかという話になり、とりあえず1週間摂取をやめてみるよう言われました。

まさかと思いつつも、試しに摂取をやめてみたところ、1週間ほどでこれらの症状が落ち着いたのです。あんなにメリットだらけの食品でなぜ?と疑問で仕方なかったのですが、事実、私の体はまた調子が戻ったのでした。