iDeCo/企業型DC改正


iDeCo
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節税しながら老後資金を準備できるiDeCo(個人型確定拠出年金)や、企業DC(企業型確定拠出年金)にも制度変更がありました。大きな変更点は以下の通りです。

1.    企業DCの加入者がiDeCoを併用できるようになった
2.    iDeCoの積み立てが65才までできるようになった
3.    iDeCoの受給開始年齢が75才まで延長可能となった

これまでは、企業DCに加入している人のほとんどが、iDeCoを活用できませんでした。今回の制度改正で実質的に会社員の人が全員iDeCoを活用できるようになり、節税効果を最大限活用しながら老後資金を準備しやすくなりました。なお掛金の上限は、企業DCとiDeCoを合わせて月額5万5000円以内です。

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在職老齢年金改正・公的年金繰り下げ年齢延長

60才以降に厚生年金に加入しながら受け取る老齢厚生年金を在職老齢年金といいます。この在職老齢年金には働き過ぎると年金が減ったり、停止されたりする仕組みがあります。2022年の改正で60才以上65才未満の人の在職老齢年金について、年金の支給が停止される基準が見直されました。また公的年金の繰り下げも、これまでの70才から75才へと繰り下げ期間が延長されました。