7.くも膜下出血を予防するには?
7-1. 食生活への配慮
くも膜下出血の予防に効果的なのは、こまめな水分補給とバランスの取れた食事、適正なエネルギーの摂取などです。
また、くも膜下出血をはじめとする脳血管疾患のリスクを上げる食べ物にも注意しましょう。
アルコールは控えめにし、食事中の塩分や糖分の取りすぎにも気をつける必要があります。
7-2. 病院での検査や治療
くも膜下出血を直接予防する方法が病院における検査です。
人間ドックのコースに組み込まれている脳ドックで検査をすることが一般的です。
破裂する可能性のある動脈瘤を発見できれば、くも膜下出血を未然に防げます。
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8.治療後の介護
くも膜下出血により後遺症が残ることもしばしばあります。
回復期のリハビリテーションのための入院期間は最大で180日以内です。
そのため、退院後の介護について考える必要があることに注意が必要です。
40歳以上で「要介護認定」を受ければ介護保険を利用して介護サービスを使えます。
ご本人に合った介護サービスを見つけるためにも早めに検討を始めることをおすすめします。
要介護認定の申請については下記のサイトをご覧ください。
https://kaigo.homes.co.jp/manual/insurance/how_to_get/
9.まとめ
まとめると、くも膜下出血とは、くも膜下腔と呼ばれる場所にある血管が切れることをいいます。
くも膜下出血を発症した場合の入院費用は、介護費用に加えて50万円程度が必要です。
くも膜下出血を予防するために、飲酒や糖分・塩分の摂取は控えめにし、血圧を測る習慣をつけておきましょう。
また、定期的な検査と受診もくも膜下出血の予防に繋がります。
くも膜下出血で入院した場合、回復期リハビリテーション病棟に入院できる期間は最大で180日のため、その後の介護について早めに検討することをお勧めします。